カテゴリ:かきとめ( 33 )

よる

ひさしぶりの
水槽のなかにいるような夜


よる

夜はきれいだ



彼らと会う時 桜は咲いているだろうか

卒業式で舞っていたはなびら


あの場にまた たつ
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by anthology11 | 2012-04-18 23:30 | かきとめ

お姉ちゃんになった娘ヘ

愛されています。無条件に。


親が子供を無条件に愛するのだと思ってた。

私が愛するより、
子供が私を求めてくれる。

  だきしめて 頭をなでて
  だいすきだよって 甘え泣きする娘の涙をふくハナをかんであげる

お尻も拭いてあげる。

お世話をする。
癇癪を受け止めお話しして一緒に進む。
何度でも。

お母さん お母さん と呼ばれる

私の胸の中で安心してねむっている。

朝起きれば
また元気に、「お母さんとあそびにいくよ!」

私が初めて尽くしたひと
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by anthology11 | 2012-01-26 23:41 | かきとめ

独り占めしようとしてるの?
それは無理だよ。
みんなの血がまじっているんだから。


目から鱗。
みんなの中で生きればいいんだ。
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by anthology11 | 2009-07-12 23:26 | かきとめ

わたしは そのとき

そのとき 白い鳥をみた

蒼い水をたたえた高い空を
伸びゆく稲の海原を
舞ってゆく

みたこともない 名も知らない
純白の大きな鳥

祝福の光りを放ち--

わたしに 
しるべを残して



                            
               (産後、ひとり先の退院の日に)
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by anthology11 | 2009-06-30 20:15 | かきとめ

凸ポン

つきでたぽん

デコポン?

まんまるお月様?

ぽーーんと実った 今年も実った

ぽんぽんとぽっこりおヘソ

ぽーーーーん

もうすぐ飛びだすぞ!
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by anthology11 | 2009-05-16 01:35 | かきとめ

秋がくるまえに

秋の虫が鳴いている。
とても心地好く鳴くので
蝉がわんわん鳴いてたことなんて忘れて秋に浸りかける。

そう言えば、蝉の死骸って見たことない。
一度だけあったかなぁ?夏の盛りに。
夏の終わりには見たことがないんだ。
わさわさいた蝉たち。道でわさわさ死んでいてもいいはずなのに。

なまはげらさんは鳥の栄養になったんじゃないかって言ってた。

遊歩道の草が色づく前に
蝉の亡骸をみつけてみたい。
のろまぶり発揮。
でも、そんな夏の終わりが一度くらいあってもいいよね。

取り残されて寂しくなったら
いつものごとく
なまはげらさんの後を追いかけよう。


***********
↑と、かいて思ったのだけど…
物事をみるってなんだろう?
ちゃんとみたいって思って未練がましく立ち止まっているのろまと
のろまとのろまののろまが重なって自分に目隠しをしているかも。

うだうだ考えないでその場にたつ なまらはげ。
そういう人って、他人のことも受け入れられるんだよね。

と、いうことで、
秋になったらのろまをなおそう。秋になったらね…
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by anthology11 | 2008-09-01 02:36 | かきとめ

年に4回ほど いえへ帰る

帰りたいと思ったとき
家族の誰かが話を聞いて欲しいと漏らしたとき
はるばる遠くの何処かから わたしたちのいえへ来客があるとき

わたしたちはいえを出て
それぞれの地でそれぞれの家族と住んでいるので
滅多に会わない
いえの家族のだれかから 帰郷の報せを受け取っても
行けないときも多い

それでも 年に数回だけのいえでの時を楽しみにしている
今日は だれがどんな話をきかせてくれるんだろう
彼は踊って 彼女は泣くかもしれない
あの子は欠伸をするだろうか

たぶんもうすぐ いえへいく
彼らの顔は見なくても分かるけれど
やっぱり胸がどきどきする
そわそわしながら
集うときまでの日々を 少しでも素敵に過ごそうと思う
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by anthology11 | 2008-08-18 07:53 | かきとめ

夏の背中

カレラの帰りを待ち侘びていると
折に触れ
かわいいカレを思い出し涙する

深みどりの遊歩道を彷徨っていると
じーーっと 蝉が沸いて 瞬き
静寂に聞き入る痩せた頬をカレラが撫でる
足は地を捉えている

退屈なわたしにも いつか死が訪れる

じーーっ 蝉が鳴き始める
風が流れる
影法師を踏む
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by anthology11 | 2008-08-07 18:13 | かきとめ

だれかの梯子

喜々としてページを捲ると
不安に捕まって黒い穴へ落ちた

手探りでロープを掴み梯子によじ登る
出られるかもしれない

彼の声で登るのを休む
彼女の声で梯子を降り始める


ふんわりやわらかな土の上で
足踏みをする
草の匂いがしている
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by anthology11 | 2008-07-29 09:54 | かきとめ

夏の金魚

夕方の、輪郭がくっきりきわだった木々を見上げる。
この頃みつけた、夏の楽しみ。

きちんと呼吸して泳いでいた。木々の間。

でも、
やっぱり
暑くて暑くて 姿勢が崩れてきた。
ぼやけて滲んでしまいそう。



夏祭りだ。
提灯が揺れている。
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by anthology11 | 2008-07-28 21:15 | かきとめ